水力発電は、古くからわが国のエネルギー供給における重要な役割を果たしてきました。水力発電には、水の流れに任せて発電する流水式のほかに、電力消費の少ない夜間に余った電力で水をくみ上げて、電力消費量の多い時間帯に発電する揚水式発電もあります。 火力発電は、わが国の発電電力量の半分以上を占めていて、燃料別では天然ガス、石炭、石油の順となっています。これらの燃料はわが国ではほとんど産出されないので、大部分を輸入に頼っています。また化石燃料を燃やすことで、地球温暖化の原因となる二酸化炭素や大気汚染や酸性雨の原因となるイオウ酸化物、窒素酸化物を含んだ排気ガスが出るので、これらを取り除く装置や設備を設けています。 |