福井県内の原子力発電所15基(平成19年3月1日現在)のうち、13基が軽水炉で1基が新型転換炉、1基が高速増殖炉です。軽水炉は減速材として軽水(普通の水)が使われ、これが冷却材も兼ねています。
軽水炉には加圧水型軽水炉と沸騰水型軽水炉の2つのタイプがあります。加圧水型軽水炉は、1次冷却水に圧力釜のように高い圧力(約157気圧)をかけて沸騰を抑え、320℃の高温の熱水をつくり、これを蒸気発生器に送って別の水(2次冷却水)を沸騰させて蒸気をつくり発電します。
沸騰水型軽水炉は、原子炉容器内で冷却水を直接沸騰させて蒸気をつくり、タービンに送って、発電します。沸騰水型軽水炉では、原子炉内の水を約70気圧、約285℃の蒸気をつくり発電します。 |