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放射線による人体への影響は、受ける量によって違います。 |
私たちは毎日の暮らしの中で、いろいろな放射線を受けています。自然界には宇宙から飛んでくる宇宙線、大地や食物に含まれている放射性物質からの放射線などがあり、これらは自然放射線と呼ばれています。また、人工放射線として、レントゲン検査や胃の透視検査などで受ける医療用の放射線、原子力発電所からの放射線があります。自然放射線と人工放射線の違いは、放射線が発生する源が自然によるものか人工によるものかだけです。人体へ与える影響は、受ける放射線の量が同じであれば、自然放射線と人工放射線の間に違いはありません。 |
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放射線の発生 原子核の中には余分なエネルギーを持った不安定な状態で存在しているものがあり、これらは放射線を出して安定した原子核になろうとします。
放射線と放射能の違い 放射線を出す物質のことを放射性物質といい、放射性物質が放射線を出す能力のことを放射能といいます。これらの関係を電球と光に例えると、光を出す電球が放射性物質で、光が放射線に相当します。一般的には放射性物質のことを、放射能と呼ぶこともあります。(例)「放射能漏れ」=放射性物質が外に漏れること。 放射能の減り方 放射能は時間とともに減っていきます。放射性物質が持つ放射能の強さが半分になる時間を半減期といい、その減り方は原子核の種類によって様々です。 (人工)とは、もともと天然には存在しないもので、人工的につくられた放射性物質のこと。 |