あっとほうむ No.206
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To picsnuclearenergy原 子 力 トピックス4第204回福井県原子力環境安全管理協議会が2018年10月23日、敦賀市の原子力の科学館「あっとほうむ」で開かれました。概要は次のとおりです。1原子力発電所周辺の環境放射能測定結果(2018年4月~6月)①線量率連続測定および積算線量測定 この期間中、放射線の測定結果に異常は確認されず、原子力発電所の運転による環境安全上の問題はなかった。②環境試料の放射能測定 陸土、降下物、海水、海底土、海産食品および指標海産生物の一部試料から主に過去の核実験の影響によるセシウム137が検出されたが、いずれも環境安全上問題となるレベルと比べ、はるかに低い濃度であった。2原子力発電所から排出される温排水調査結果(2018年4月~6月) 敦賀市立石海域・高浜町内浦海域・おおい町大飯海域(いずれも4月実施)で水温と塩分測定を実施した結果、従来の観測値と同程度だった。3原子力発電所の運転・建設および廃止措置状況(2018年8月~10月)■「もんじゅ」の燃料取り出し作業の状況についてQ 「もんじゅ」の廃止措置は、30年かかると言われているが、それまでに本当にきちんとできるのか。現在、「もんじゅ」にいる職員や技術者は、今後定年退職し、ほとんどいなくなる。次の段階までにどのように指導していくのか、説明してほしい。A 現在、「もんじゅ」には職員が300名いるが、今後30年かけて廃止措置を進めていくため、世代交代なども当然必要になってくる。教育メニュー等を確立して技術伝承していくとともに、世代交代をしながら、作業が順調に進むようしっかりと取り組んでいきたい。      (日本原子力研究開発機構)定 例 議 題特 別 議 題主 な 意 見福井県原子力安全対策課のホームページでは、福島第一原子力発電所の原子力災害に係る対応や県内の原子力発電所の運転状況、県の記者発表文などを公開しています。http://www.atom.pref.fukui.jp/福井県原子力安全対策課廃止措置中もっと詳しく知りたい方は・・・❻ 高浜発電所定検中定検中運転中❺ 大飯発電所1号機/2018年 3月 1日~ 2号機/2018年 3月 1日~3号機/2018年 4月10日~4号機/2018年 6月 5日~❹ 美浜発電所1号機/2017年4月19日~2号機/2017年4月19日~3号機/2011年5月14日~❶ 敦賀発電所1号機/2017年4月19日~2号機/2011年8月29日~3・4号機❷ 新型転換炉原型炉ふげん運転終了運転終了運転中運転中廃止措置中廃止措置中定検中定検中建設準備工事中2019年1月10日現在発電所の運転状況342165廃止措置中❸ 高速増殖原型炉もんじゅ安 管 協 リポート2018年3月28日~廃止措置中2008年2月12日~1号機/2011年 1月10日~2号機/2011年11月25日~3号機/2018年12月 7日~4号機/2018年 9月28日~運転中 12月26日、関西電力㈱の岩根茂樹社長が県庁を訪れ、県外における使用済燃料の中間貯蔵施設の立地に向けた状況について、西川知事に報告しました。 岩根社長は、「2020年頃の計画地点確定、2030年頃の操業開始に向け、進展しているとの手応えを感じている」としつつ、「今後の調整や交渉の支障となりかねないため、現時点において具体的な計画地点を示すことは控えたい」と述べました。 その上で、2020年を念頭にできるだけ早い時期に具体的な計画地点を示すことができるよう、自ら先頭に立って取り組むとの決意を示しました。 これに対し知事は、2018年中に計画地点を表明できなかったことは遺憾であるとした上で、中間貯蔵の問題解決は社長の最優先の仕事と考え、政府と連携を一層強めるとともに、立地地域の安全・安心につなげ、県民益を最大化するよう求めました。使用済燃料対策について関西電力㈱が県に報告岩根社長(左)から報告を受ける西川知事(右)

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