あっとほうむ No.206
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3To picsnuclearenergy原 子 力 トピックス原子力原子力原子力原子力原子力原子力2023年度から搬出を開始し、2026年度夏頃までに貯蔵している使用済燃料すべてを搬出する計画となっています。 2018年10月、日本原子力研究開発機構は、フランスのオラノ・サイクル社と「ふげん」の使用済燃料を同社の施設へ搬出するための準備契約を結びました。本契約に基づき、2023年度まで使用済燃料を搬出するための容器(キャスク)の製造や受け入れ先施設の改造等の準備作業が進められます。その後、2026年度夏頃までに、4回に分けて使用済燃料466体が搬出される予定です。 11月22日、県とおおい町は、大飯1・2号機が昨年3月に運転終了となったことを踏まえ、「原子力発電所周辺環境の安全確保等に関する協定書」を改定するとともに、新たに関西電力㈱と「原子力発電所の廃止措置等に関する協定書」を締結しました。廃止措置等に関する協定書では、安全かつ速やかに廃止措置を実行することや、環境の保全、立地地域の振興と発展に努めることなどを定めています。 同日、関西電力㈱は、原子力規制委員会に対し、大飯1・2号機の廃止措置計画の認可申請を行いました。これに先立ち、関西電力㈱は県に対し、計画の概要を説明しました。 説明を受けた県は▼運転時と同様に発電所の安全確保が何より重要であることを認識し、作業に当たること▼同じ敷地内で運転と廃止措置作業が並行して行われるため、綿密な計画を立て、管理体制を充実・強化することなどを求めました。廃止措置に関する協定を締結大飯発電所1・2号機大飯1・2号機の廃止措置計画解体準備期間(第1段階)2018年度(認可後)~2026年度原子炉周辺設備解体撤去期間(第2段階)2027年度~2037年度原子炉領域解体撤去期間(第3段階)2038年度~2044年度建屋等解体撤去期間(第4段階)2045年度~2048年度廃止措置の工程残存放射能調査(放射性物質の分布調査)核燃料物質(新燃料や使用済燃料)の搬出2次系設備(タービン・発電機・復水器等)の解体撤去原子炉周辺設備(原子炉補助建屋内の設備等)の解体撤去原子炉領域(原子炉容器等)の解体撤去建屋等の解体撤去201720182019202020212022202320242025202620272028~2031原子炉周辺設備解体撤去期間原子炉本体解体撤去期間「ふげん」使用済燃料の搬出計画年度キャスク製造(4基、許認可含む)受入先施設改造等原子炉冷却系統施設・計測制御系統施設等の解体使用済燃料搬出2023年度搬出開始2026年度夏頃搬出終了▼搬出準備に係る契約の締結重水系・ヘリウム系等の汚染の除去期間キャスク1基先行搬入キャスク取扱確認キャスク3基搬入燃料収納 キャスクキャスク全長 約6.8mキャスク直径 約2.15m燃料収納時の重量 約80トン燃料収納体数 32体キャスクイメージ第1回輸送128体(4基)第2回輸送128体(4基)第3回輸送128体(4基)第4回輸送82体(3基)計466体各回の輸送体数(予定)キャスク1基に使用済燃料32体収納「ふげん」の使用済燃料の搬出計画ってどうなっているの?
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