あっとほうむ No.206
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「ふげん」安全対策・維持管理経費廃止措置経費(施設解体などの経費)使用済燃料の搬出準備経費92億円(28億円)地域振興関連2500万円(2000万円)To picsnuclearenergy原 子 力 トピックス2 12月21日、文部科学省の増子宏大臣官房審議官が県庁を訪れ、藤田副知事に対し、「もんじゅ」および新型転換炉原型炉ふげんに関する2019年度政府予算案について説明しました。 「もんじゅ」の予算案では、安全・着実に廃止措置を実施するための経費25億円を含めて、今年度と同額の179億円が計上されました。一方、「ふげん」の予算案では、使用済燃料を搬出するための容器製造などの経費64億円や、施設解体などの経費5億円を含めて、今年度の約3倍となる92億円が盛り込まれました。 増子審議官は「もんじゅ」「ふげん」の予算案のほか、「もんじゅ」サイトを活用した試験研究炉の調査・検討予算や廃止措置への地元企業の参加を支援する経費などについても説明し、「地域振興策について、しっかり取り組んでいく」と述べました。 これに対し副知事は、引き続き「もんじゅ」「ふげん」における安全かつ着実な廃止措置の実施と地域振興の充実に、政府一体となって取り組むよう求めました。新年度予算案を文部科学省が県に説明増子審議官(左)から説明を受ける藤田副知事(右)ます こ ひろし「もんじゅ」安全対策・維持管理経費廃止措置経費(2022年末までの燃料取り出し作業の進展に応じた設備整備の経費)179億円(179億円)「もんじゅ」サイトを活用した試験研究炉に関する調査・検討経費(具体的な炉型の絞り込みに関する検討費等)「もんじゅ」「ふげん」に関する主な2019年度予算案( ):2018年度予算額使用済燃料等の搬出に向けた検討状況について文部科学省が説明もんじゅ廃止措置に係る連絡協議会 昨年12月21日、国・県・敦賀市による「もんじゅ廃止措置に係る連絡協議会」が開かれ、「もんじゅ」の使用済燃料およびナトリウムの搬出に向けた計画策定に関する検討状況等について、文部科学省から説明を受けました。 協議会に出席した藤田副知事は▼使用済燃料の搬出計画決定までの工程を示すこと▼ナトリウムの処理処分について今後の検討をさらに進め、結果を報告することを求めました。 これに対し文部科学省は「使用済燃料とナトリウムの搬出計画に関する工程について検討を進め、検討結果が得られた段階で中間的な報告をする」と回答しました。高速増殖原型炉もんじゅ•予定していた東海再処理施設が廃止措置中であるため、国内に再処理できる施設はない•技術的に再処理が可能と考えられる施設は、建設計画中のオラノ・サイクル社のラ・アーグ再処理工場※(フランス)•引き続き、海外の再処理施設の構想等を含め、総合的な調査を継続•搬出先候補の調査を進め、燃料取り出し作業が終了する(2022年末)までに、搬出方法や期限等の計画を策定•ナトリウムの引き取りについて、複数の企業から関心が示されているが、現時点で具体的な意思表示には至っていない•譲渡に関する制約や課題等の抽出および調査を進め、他の再利用の方法も含めたニーズ調査等を行い、総合的に判断搬出に向けた計画策定に関する検討状況今後の国の対応使用済燃料ナトリウム※高速炉燃料などの再処理を目的とした特殊燃料処理施設。2020年代に運転予定
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