あっとほうむ No.204
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5 宇宙食には、宇宙に持って行くための条件があります。 宇宙食には、宇宙に持って行くための条件があります。 宇宙食のメニューは多種多様です。西洋料理や中華料理、もちろん日本食もあり、全部で600~800種類あります。水やお湯を加えて、元に戻して食べる食品。スープやご飯のほか、お茶やジュースなどの粉末飲料があります。そのまま食べたり、専用のオーブンで温めて食べます。肉料理や魚料理、果物やプリンなどがあります。加水食品・フリーズドライ食品★★レトルト食品・缶詰★★塩・コショウ・ケチャップ・マスタード・タバスコなど。粉状の塩やコショウは、飛び散らないように液体に溶かしています。調味料たまに・・・生鮮食品★★オイルに溶かしたコショウ水に溶かした塩新鮮な果物や生野菜。賞味期限が限られているため、補給船が来たときのみ食べることができます。 福井県立若狭高等学校(小浜市)が製造したサバ醬油味付け缶詰は2014年、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公募した宇宙日本食の新たな候補として選ばれました。同校のサバ缶は、地元のくず粉で粘りを強くして汁が宇宙で飛び散らないよう工夫されています。今後、衛生面や栄養などの基準を満たせば、日本人の宇宙飛行士と一緒に、宇宙へ行くかもしれませんね。宇宙食仕様「鯖缶」スペース★ラボスペース★ラボスペース★ラボ 福井県では、2019年に宇宙分野で世界最大規模の国際会議が開催されます。また、宇宙産業を新たな政策の柱として、2020年度に超小型人工衛星の打ち上げを目指しています。「スペース★ラボ」では、地球と異なる「宇宙」をさまざまな角度から紹介します。今号は、宇宙飛行士の食事「宇宙食」についてみてみましょう。 宇宙船の中は、全てのものが浮いてしまう「無重力」状態です。そのため、宇宙食は、食べ物の液体や粉が飛び散らないように工夫されています。●液体状の食品は、汁の粘りを強くする。●粉状の食品は、水や油などの液体に溶かす。●逆流防止用ストッパー付きのストローや、吸口付きの容器 を使用する。 宇宙船の中は、全てのものが浮いてしまう「無重力」状態です。そのため、宇宙食は、食べ物の液体や粉が飛び散らないように工夫されています。●液体状の食品は、汁の粘りを強くする。●粉状の食品は、水や油などの液体に溶かす。●逆流防止用ストッパー付きのストローや、吸口付きの容器 を使用する。宇宙食の条件1 宇宙食は、船内に冷蔵庫や冷凍庫がないため、常温で長期間保存できることが必須条件です。また、宇宙で病気になっても、すぐに地上に戻ることはできません。宇宙飛行士が食中毒にならないよう、宇宙食を作るとき、何度も検査するしくみになっています。 宇宙食は、船内に冷蔵庫や冷凍庫がないため、常温で長期間保存できることが必須条件です。また、宇宙で病気になっても、すぐに地上に戻ることはできません。宇宙飛行士が食中毒にならないよう、宇宙食を作るとき、何度も検査するしくみになっています。宇宙食の条件2通常の食品➡宇宙食➡ ボールは手から離すと、自然と地面に落ちます。これは、地球がボールを「重力」で引っ張っているからです。重力とは、地球がその中心に向かって引っ張る力で、地球にある全てのものに働いています。地球から遠い宇宙では、重力が働かなくなるため、重さがなくなり、空中にふわふわ浮くようになります。この状態を「無重力」といいます。重 力 と 無 重 力重力←地球の中心検査検査検査検査検査検査抜き取り検査時間、温度を厳しく管理調合密封充てん原材料加熱殺菌冷却包装出荷食品ができるまで写真提供:JAXA/NASA無重力無重力 通常の食品の場合、完成品の一部を抜き取って検査するだけですが、宇宙食の場合、作る工程で何度も検査します。

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