あっとほうむ No.203
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To picsnuclearenergy原 子 力 トピックス 2月13日、関西電力㈱は、大飯3号機の原子炉への燃料装荷作業を完了しました。また、4号機の燃料装荷を4月に予定しており、同2基の再稼働に向けた作業を進めています。 県は再稼働工程の節目ごとに職員が立ち会うなど、引き続き事業者の安全管理の状況を確認していきます。 1月31日、敦賀市の若狭湾エネルギー研究センターにおいて、関西電力㈱美浜発電所1・2号機のタービン等解体工事と放射能調査に関する情報交換会が開催され、工事参入に関心を持つ県内企業70社、110名の参加がありました。 情報交換会では、各工事を担当する関電プラント㈱と三菱重工業㈱が、具体的な作業内容や県内企業に求める技術ニーズ等について説明した後、工事ごとのブースに分かれて個別面談を行いました。 また、翌2月1日には、廃止措置での活用が見込まれる県内企業の20製品を対象として、県内発電所の廃止措置に関わる電力会社や工事会社、プラントメーカー等へ向けた展示商談会が開催され、30社、71名が参加しました。 商談会の参加者は製品を実際に手にとり、価格や性能等を確認しながら商談を行いました。廃炉工事への参入、製品販売に関する商談会等を開催個別商談の様子(2月1日)4エネルギー基本計画の見直しについて議論する基本政策分科会 12月26日、国の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会が開催されました。同分科会では、平成26年に閣議決定されたエネルギー基本計画の見直しについて議論が行われています。 本県の西川知事は、委員として同分科会に出席し、長期的な視点に立った原子力政策の明確化、廃炉や使用済燃料対策への積極的関与などについて国に求めました。 また、同分科会における議論に加え、原子力分野の課題について検討を深めるため、1月16日に同調査会の原子力小委員会が開催されました。同委員会の中で知事は、核燃料サイクル政策や廃炉プラントの解体廃棄物の処分、原子力人材の確保・育成などの課題について、しっかりとした対応をするよう立地県の立場から強く求めました。エネルギー基本計画の見直しについて議論再稼働に向け作業を実施燃料装荷原子炉起動送電開始営業運転再開2月9日~13日3月中旬3月中旬4月上旬4月上旬5月中旬5月中旬6月上旬3号機4号機大飯発電所3・4号機大飯3号機の燃料装荷作業の様子※本工程は、先行プラントの実績を基に検査を受けようとする期間を記載したものであり、再稼働の時期は未定原子力規制委員会への使用前検査申請時の工程

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