あっとほうむ 広報誌201

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5　第73回国民体育大会（福井しあわせ元気国体）が来年10月に福井県で開催されます。　「なるほど！スポーツカレッジ」では、国体の競技に焦点を当て、スポーツの科学をシリーズで紹介します。　今回は、ボートや水泳など、水の競技で大切な作用・反作用の法則について見てみましょう。①車輪の付いたイスに座って、手で壁を押します。（作用）②自分の手も、壁から逆向きの力を受けます。（反作用）③床との摩擦が少ない車輪付きのイスは、壁からの反作用で後ろに動きます。正式競技「ボート」開催日時 ： 平成30年９月30日（日）～10月３日（水）開催場所 ： 美浜町 県立久々子湖漕艇場ボート競技の会場となる美浜町は、オリンピックや世界選手権に多くの選手を輩出するほど、ボート競技が盛んです。正式競技「トライアスロン」開催日時 ： 平成30年10月７日（日）開催場所 ： 高浜町 安土公有水面埋立地（特設トライアスロン会場）トライアスロンは、遠泳・自転車・マラソンを連続して行う耐久競技です。超人的な体力と精神力を必要とすることから「鉄人レース」とも呼ばれています。②オールが水を押す力と、同じ大きさ・逆向きの力で、水がオール（ボート全体）を押します。①選手は左右のオールで水をつかみ、進行方向と逆向きに水をかきます。Vo.1　作用･反作用の法則を意識して、ボートや水泳を見てみましょう。ボートでは、① 漕ぎ手の力（作用）がオールから水に伝わると、②それと同じ力で、水もボートを反対方向に動かそう（反作用）とします。一度にたくさんの水をかくと、ボートを動かす力も大きくなります。　作用とは、何かを押したり、引いたりする力のことです。１つの物体がもう１つの物体に力（作用）を加えると、必ず同時に相手の物体からも同じ大きさで逆向きの力（反作用）を受けます。これを作用・反作用の法則と言います。ロケットが飛んでいくのは、燃料ガスを噴射（作用）したときに、ガスがロケットを押し返す（反作用）からだよ競技紹介進行方向オールブレードグリップワンポイントワンポイントキーワードキーワード水泳も同様に水をかく腕を速く動かすと、体を前に進める力が大きくなるよ進行方向壁