あっとほうむ 広報誌200
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原子力トピックスTOPICS敦賀I.C若狭美浜I.C北陸自動車道気比神宮827敦賀市総合運動場至 米原至 福井水晶浜海水浴場東美浜敦賀駅JR小浜線JR北陸本線6 543214第197回福井県原子力環境安全管理協議会が1月10日、原子力の科学館「あっとほうむ」で開かれました。概要は次のとおりです。❶原子力発電所周辺の環境放射能測定結果(平成28年7月~9月)■線量率連続測定および積算線量測定 この期間中、放射線の測定結果に異常は確認されず、原子力発電所の運転による環境安全上の問題はなかった。■環境試料の放射能測定 陸土、指標植物、海水、海底土、海産食品および指標海産生物の一部試料から過去の核実験に加えて福島第一原子力発電所事故等の影響によ るセシウム137が検出されたが、いずれも環境安全上問題となるレベルと比べ、はるかに低い濃度であった。なお、事故の影響は、検出頻度、検出濃 度ともに減少傾向にある。❷原子力発電所から排出される温排水調査結果(平成28年7月~10月) 美浜町美浜海域(8月)、敦賀市浦底海域(10月)で水温と塩分測定を実施した結果、従来の観測値と同程度だった。❸原子力発電所の運転および建設状況(平成28年11月~平成29年1月)・新規制基準等への対応状況について・県内原子力発電所の新規制基準適合性審査等の状況について・高速増殖原型炉「もんじゅ」についてQ 「もんじゅ」が今後どうなるのか、地元福井県や敦賀市、また国民も注目している。国は、地元や国民に対して運転方針を決定する前  に、反省を示すべきではないか。A 国や原子力機構はこれまでも反省してきたが、それが地元に伝わっておらず、不十分に感じたのだと思う。今後、地元への説明だけ  でなく、地元からも意見をいただき、コミュニケーションを取りながら、どう対応すべきか、国としても受け止めていかなければな  らないと感じている。(文部科学省)❻ 高浜発電所1号機/平成23年 1月10日~2号機/平成23年11月25日~3号機/平成28年12月 9日~4号機/平成23年 7月21日~定検中定検中定検中定検中❺ 大飯発電所1号機/平成22年12月10日~ 2号機/平成23年12月16日~3号機/平成25年 9月 2日~4号機/平成25年 9月15日~定検中定検中定検中定検中❹ 美浜発電所1号機/平成27年4月27日2号機/平成27年4月27日3号機/平成23年5月14日~運転終了運転終了定検中廃止措置中❷ 原子炉廃止措置  研究開発センター平成20年2月12日、新型転換炉ふげん発電所から改組❸ 高速増殖原型炉  もんじゅ❶ 敦賀発電所1号機/平成27年4月27日2号機/平成23年8月29日~3・4号機定検中建設準備工事中運転終了平成29年3月1日現在発電所の運転状況建 設 中性能試験中(炉心確認試験終了)原子力関係閣僚会議(平成28年12月21日)において、「運転再開はせず、今後、廃止措置に移行する」方針を決定4http://www.atom.pref.fukui.jp/もっと詳しく知りたい方は・・・福井県原子力安全対策課福井県原子力安全対策課のホームページでは、福島第一原子力発電所の原子力災害に係る対応や県内の原子力発電所の運転状況、県の記者発表文などを公開しています。(       )ホームページ http://www.mihama-eee.jp■住所/福井県三方郡美浜町丹生62-1■TEL/0770-39-1116■開館時間/午前9時~午後5時■休館日/毎週月曜日(休館日が祝祭日の場合は翌平日)     年末年始(12月29日~1月3日)■入館料/小中学生100円 高校生 200円     一般  300円 高齢者 200円     ※体験料は別途必要■交通北陸自動車道敦賀インターから車で約30分舞鶴若狭自動車道若狭美浜インターから車で約25分エネルギー環境教育に特化した「日本初」体験型の学びや美浜町エネルギー環境教育体験館「きいぱす」を開館 美浜町エネルギー環境教育体験館「きいぱす」が4月1日に開館します。「きいぱす」は、エネルギー環境教育に特化した実験ショーや工作体験、電気が今ほど普及していない時代の暮らし体験等を通して、身近にあるエネルギーの特徴を理解し、これからの暮らしや地球環境について「考える力」を養う日本初の体験型の学びやです。

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