あっとほうむ No.196
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おおい町高浜町小浜市若狭町美浜町敦賀市越前市南越前町越前町池田町永平寺町大野市勝山市福井市鯖江市坂井市あわら市7 透明な電極と、太陽光を吸収する色素を使って発電する「色素増感型太陽電池」という新しいタイプの太陽電池が研究されています。電池の中にある色素が光を吸収して電気に変えるしくみが、植物の「光合成」に似ています。 シリコン半導体でできた太陽電池に比べ、低価格で生産できるため、実用化に向けて、エネルギー変換効率と耐久性を高める研究を進めています。福井県内の太陽光発電の取り組み北陸電力㈱三国太陽光発電所所在地:坂井市出力:1,000kWOR福井県三国町太陽光発電所所在地:坂井市出力:2,082kWエルエムサンパワー福井発電所所在地:福井市出力:2,580kW植物のようにエネルギーをつくる植物のようにエネルギーをつくる 今年1月から東海大学で、太陽電池とコンピューターを取り付けた「スマートゴミ箱」の実証実験がスタートしました。 ゴミのたまった量をコンピューターで送信し、回収のタイミングを知らせます。 また、燃えるゴミやペットボトル用のスマートゴミ箱には、ゴミが一定量を超えると、自動的に中身を圧縮する機能があり、より多くのゴミを入れることができます。太陽電池太陽光発電を利用して、かしこいゴミ箱太陽光発電を利用して、かしこいゴミ箱再生可能エネルギーの導入を進める固定価格買取制度(FIT)再生可能エネルギーの導入を進める固定価格買取制度(FIT)発電できる発光シューズ発電できる発光シューズ夜間にLEDが光る発光シューズ写真提供 : 日本写真印刷色素増感型太陽電池は、窓のガラスなどに使える半透明タイプのものや、色素の種類(色)を変えて、模様や絵を入れたものもつくることができます。 県工業技術センターと県内企業が、球状の太陽電池(直径1.2mm)をつないだ糸を使い発電できる織物を共同で開発しました。 この技術を利用して、太陽光発電でバッテリーを充電し発光するウォーキングシューズが試作されました。 再生可能エネルギーで発電した電気を、電力事業者が買い取ることを義務づけた「固定価格買取制度」が平成24年7月に開始されて以降、再生可能エネルギーが大きく普及しました。 一方でこの制度は、事業用の太陽光発電設備が、認定された量の約9割を占めていたり、国民負担(電気料金の一部)が増加したりするなどの課題が指摘されています。これらの課題の対応として、現在国会において、国民負担を抑え、さらに再生可能エネルギーの導入を促進するための制度改正法案が審議されています。福井県内の主な太陽光発電所県内における各家庭の屋根や一般企業の太陽光発電の導入容量※ 約124,000kW ※出典 : 資源エネルギー庁HP 固定価格買取制度情報公表用ウェブサイト (平成27年10月末時点)太陽電池でつくった電気を使い、データの送信やゴミの圧縮を自動で行う「スマートゴミ箱」データを送信透明な電極色素電解液(電気を通す液体)電子電子光再生可能エネルギー等による設備容量の推移出典 : 第20回 総合資源エネルギー調査会基本政策分科会 資料発光(試作協力 : 株式会社アシックス)関西電力㈱若狭おおい太陽光発電所所在地:おおい町出力:500kW関西電力㈱若狭高浜太陽光発電所所在地:高浜町出力:500kW年平均伸び率5%年平均伸び率9%年平均伸び率33%■ 太陽光■ 風力■ バイオマス■ 地熱■ 中小水力万kW450040003500300025002000150010005000平成151617181920212223242526年度FITがスタート
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