広報誌195

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3原子力トピックス　12月18日、安倍晋三内閣総理大臣は、原子力防災会議で、COP21のパリ合意を受け、我が国の原子力全般の将来について考え方を示しました。　特に、「資源の乏しい我が国にとって、原子力は欠かすことができない」ものであり、「原子力については、再稼働のみならず、原子力防災対策、廃炉、使用済燃料対策、立地地域の振興など課題は多岐にわたる。政府として責任を持って取り組む」との方針を述べました。安倍総理大臣、 我が国の原子力全般の将来について発言林経産大臣、県が求めていた５項目について回答　燃料装荷や原子炉起動などの局面において、県職員が現場に立ち会い、事業者の安全管理の状況を確認　12月24日、福井地方裁判所の異議審において、高浜３・４号機の運転差止の仮処分決定が取り消され、事業者は、原子炉に核燃料を装荷するなど、起動に向けた作業を実施しています。　県は、監視体制や事業者との情報連絡体制をさらに強化します。●再稼働工程の節目に県自ら現場に立ち会い　異常事態をはじめ、原子炉の安全性に直接影響しない軽微なトラブルについても、即時に発電所の状況を把握・分析、必要な措置を判断し、いち早く地元・県民に連絡・対応●事業者との情報連絡体制を強化・情報をオープンに　12月19日、県原子力安全専門委員会の中川英之委員長は、安全対策などの審議結果を取りまとめた報告書を知事に提出しました。（報告書の概要はＰ４〜５に掲載）　12月21日、知事は、高浜発電所を視察し、新規制基準対応工事の実施結果を確認しました。安全対策の実施状況を確認　12月17日、福井県議会は、立地地域住民の安全と安心を確保し、我が国のエネルギー安全保障や地球温暖化対策などを確立していく必要があるとし、「再稼働する必要があると判断する」との決議案を可決しました。　12月21日、知事は関西電力㈱八木誠社長と面談し、再稼働に当たっての決意、安全管理体制の強化策や人材の育成方針などを確認しました。関西電力㈱社長が　　 安全確保について決意を報告全都道府県でシンポジウムや説明会等を開催し、原子力に対する国の覚悟と対応について、さらなる理解が得られるよう全力で取り組む原子力発電の重要性や必要性に対する国民理解の促進使用済燃料の中間貯蔵施設の県外立地に係る国の積極的関与エネルギーミックス（2030年度の電源構成比率）の明確化福島第一原子力発電所事故を教訓にした事故制圧体制の強化地元雇用・地域経済への影響への対応政府と事業者による協議会などで、事業者が策定した「使用済燃料対策推進計画」を政府として責任を持って進行管理する今後の原子力発電所の方向性や事業環境整備を含め、エネルギーミックスの実現へ向け、具体的な対応を進めていく自治体や電気事業者と連携し、実動部隊も含めた訓練を通じて、緊急時対応等の充実強化に継続的に取り組む電源立地地域交付金制度等の充実を図り、企業誘致や産業転換、地域振興などの対策を財政措置も含め総合的に進めていく県が求めた５項目国からの回答■平成23年 3月11日 東日本大震災、福島第一原子力発電所事故発生■平成24年 　 9月～ 大飯３・４号機の再稼働に係る報告書以降、高浜３・４号機について 県原子力安全専門委員会が13回にわたって審議 （～平成27年12月）■平成25年 7月 8日 関西電力㈱が高浜３・４号機の安全審査を原子力規制委員会に申請■平成27年 2月12日 原子力規制委員会が原子炉設置変更を許可 2月17日 資源エネルギー庁が政府の再稼働方針を県に伝達 県が５項目の要請事項を提示 3月20日 高浜町議会が再稼働の同意を高浜町長に報告 10月 9日 原子力規制委員会が工事計画と保安規定の変更を認可 全ての審査が終了 12月 3日 高浜町長が再稼働に対する理解を表明 12月17日 福井県議会が「再稼働する必要があると判断する」との決議案を可決 12月18日 安倍総理大臣が原子力防災会議で、原子力発電の必要性について 国民理解を進め、原子力政策に責任を持って取り組むと発言 12月19日 県原子力安全専門委員会が報告書を知事に提出 12月20日 林経産大臣が５項目について回答 12月21日 知事が高浜発電所を現場確認 知事が関西電力㈱社長に安全確保の決意を確認 12月22日 知事が林経産大臣に再稼働の同意を伝達再稼働の同意までの主な経緯安倍総理大臣や林経産大臣が原子力政策に関する国の方針を表明安倍総理大臣や林経産大臣が原子力政策に関する国の方針を表明県の監視体制、事業者との情報連絡体制を強化県の監視体制、事業者との情報連絡体制を強化高浜発電所の安全対策を確認高浜発電所の安全対策を確認福井県議会が再稼働を決議福井県議会が再稼働を決議決議案を賛成多数で可決した県議会

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