安管協リポート

第185回福井県原子力環境安全管理協議会が1月14日、原子力の科学館「あっとほうむ」で開かれました。
概要は次のとおりです。

定例議題

①原子力発電所周辺の環境放射能測定結果（平成25年7月～9月）
 ・線量率連続測定および積算線量測定
この期間中、放射線の測定結果に異常は確認されず、原子力発電所の運転による環境安全上の問題はなかった。
 ・環境試料の放射能測定
海産食品の一部試料から福島事故の影響と考えられるセシウム134が検出された。加えて、陸土、指標植物、海水、海底土 および指標海産生物の一部から過去の核実験等の影響によるセシウム137が検出されたが、いずれも環境安全上問題となる レベルと比べ、はるかに低い濃度であった。

②原子力発電所から排出される温排水調査結果（平成25年7月～8月）
おおい町大飯海域（７月）、美浜町美浜海域（８月）、高浜町内浦海域（８月）で水温と塩分測定を実施した結果、従来の観測地と同程度だった。

③原子力発電所の運転および建設状況（平成25年11月～平成26年１月）

〈特別な議題〉

▪高速増殖原型炉「もんじゅ」について

〈主な意見〉

Q：現場の職員を増員したというが、協力会社など末端の職員までしっかりと改革計画を浸透させることを考えないと、改革をする意味がないのではないか。

Ａ：改革の内容の１つとしてメーカー、協力会社との安全に関する打合せや、改革内容の説明を行っている。単に幹部で終わるのではなく、現場で働く人の意識がどうなっているのか注意して改革を進めていく。（原子力機構）

発電所の運転状況

もっと詳しく知りたい方は…

http://www.atom.pref.fukui.jp/
福井県原子力安全対策課のホームページでは、福島第一原子力発電所の原子力災害に係る対応や県内の原子力発電所の運転状況、県の記者発表文などを公開しています。