硫黄は火山などから採れる黄色い鉱物です。硫黄自身は無臭の物質ですが、他の物質とくっつくとにおいを出すものが多くあります。
温泉から出る腐った卵のようなにおいや、タマネギやニンニクなどのにおいも、におい成分に含まれる硫黄が原因です。
硫黄はタンパク質をつくるもとになる元素で、人体では皮膚、爪、毛髪などを形成するために必要な元素です。
また、硫黄をゴムに加えると、ゴムの分子を硫黄が繋ぎ止めるので、強度の高いゴムをつくることができ、輪ゴムや自動車の
タイヤなどの製造に利用されています。
硫黄と鉄がくっついた「
ラドンは常温で気体になる元素の中で最も重い元素です。
地中にあるウランなどの元素は、放射線を出して他の元素に変わります。その中には、キュリー夫人が発見した「ラジウム」があり、これがさらに気体のラドンに変わって、大気中に出てきます。ラドン自身も放射線を出す元素で、最終的には放射線を出さない金属元素の鉛になります。
ラドンが多く含まれた温泉は「ラドン温泉」と呼ばれ、秋田県の玉川温泉や、鳥取県の