大飯3・4号機定期検査入り
13か月間、安全かつ安定的に稼働
福井県も特別な監視体制に入り、安全運転の監視に努力
全国で唯一稼働していた関西電力㈱の大飯3号機が9月2日、大飯4号機が、同15日に定期検査に入りました。
福島第一原発事故後、全国の原子力発電所が運転停止する中で、県は同3・4号機の稼働が決定した昨年6月以来、「特別な監視体制」を設置するなど、原子力発電所を安全にかつ安定的に稼働させることに緊張感をもって万全を期してきました。
9月15日に西川知事は、「大飯3・4号機を安全に運転してきたことは、関西地域の電力需要に不安なく応えることができただけでなく、万全の体制と緊張感をもって原子力発電所を管理することによって、安全稼働が十分可能であることを示している。現在課題となっている各地の原子力発電所の再稼働についても参考になるものと考える」と評価し、国のエネルギー政策について「原子力発電の安全運転とその活用は、エネルギー資源に乏しい科学立国の日本が、どうしても乗り越えなければならない重要かつ大きな課題であり、国においては早急にエネルギー政策における原子力発電の位置づけを明確にすべき」と指摘しました。