国による福島事故の検証状況
テーマごとに専門家の意見を聴取しながら検討
福島原子力発電所の事故を総合的に検証している原子力安全・保安院では、事故の技術的な知見や地震・津波の影響、高経年化技術評価などを専門的に議論するため、各テーマごとに5つの意見聴取会を設置し、学識経験者等の意見を聴取しながら検討を進めています。
福島第一原子力発電所事故の技術的知見に関する意見聴取会(昨年10月24日から5回開催)
●外部電源喪失や発電所内電気関係設備の信頼性向上の検討
●炉心冷却機能の喪失を回避するための対策等の検討
●原子炉安全上重要な機器や設備についての地震による影響の検討 など
発電用原子炉施設の安全性に関する総合評価(ストレステスト)に係る意見聴取会(昨年11月14日から6回開催)
●海外専門家を招いての評価や助言等の聴取
●個別プラントに関する一次評価 など
地震・津波に関する意見聴取会(昨年9月30日から8回開催)
●原子力発電所で観測された地震・津波の評価
●新耐震指針に照らした既設発電用原子炉施設等の耐震安全性評価 など
建築物・構造に関する意見聴取会 (昨年9月29日から5回開催)
●原子力施設の耐震安全性に係る新たな科学的・技術的知見等の継続的な収集
●地震による設備・機器等への影響の検討 など
高経年化技術評価に関する意見聴取会 (昨年11月29日から3回開催)
●個別プラントの高経年化技術評価
●福島第一原子力発電所の事故における高経年化による劣化事象の影響の検討 など
※意見聴取会の開催回数は、平成24年1月6日現在