知事が改めて枝野経産大臣と中川文科大臣に要請
事故の知見を安全対策に活かすこと
エネルギー政策の方向性を早急に示すこと
西川知事は9月15日、枝野幸男経済産業大臣に対し、「発電所の再稼働については、福島事故の知見を安全対策に十分活かすことが最も重要であり、本県が繰り返し要請しているこ
とについて、回答を示すこと」を改めて求めました。また、原子力発電の位置付けや今後のエネルギー確保の展望と方向性について、国として責任ある見解を早急に示すよう求めました。
これに対し枝野大臣からは、「発電所の再稼働についての最終的な判断は、地元自治体との信頼関係を構築することが大前提であり、どういうプロセスで安全性をチェックしているのかを、立地地域の方に見える形で進めていくことが重要」と答えました。
「もんじゅ」の厳格な安全確保を要請
知事は9月15日、中川正春文部科学大臣に対し、「もんじゅ」の厳格な安全確保とエネルギー政策の将来について方向性を示すよう改めて求めました。これに対し中川大臣は、「文科省としても『もんじゅ』の安全を検証し、早急にエネルギー政策の方向性を検討する」と答えました。
文部科学省からは9月30日、知事に対し、「平成24年度予算として、『もんじゅ』の維持管理等に係る予算は確保するが、今年度予定していた40%出力試験については、来年度夏をめどに策定される新原子力政策大綱の方向性を受けて判断する」と報告がありました。