高速増殖原型炉「もんじゅ」
炉内中継装置、引抜き作業完了
日本原子力研究開発機構は6月24日、高速増殖原型炉「もんじゅ」で、原子炉容器内に落下していた炉内中継装置の引抜き作業を完了しました。
これは、昨年8月26日に、燃料交換時に使用していた炉内中継装置を原子炉容器から取り出す作業を行っていた際、同装置が落下したものです。落下の衝撃で中継装置の接続部にわずかな隙間と張り出しができたため、同装置が原子炉容器内から引き抜けない状態になっていました。
日本原子力研究開発機構は今後、引き抜いた装置を詳細に点検するなど、一連の復旧作業に向けて、安全を最優先に取り組むとしています。
引抜き作業を完了した炉内中継装置