安全対策検証委員会を設置
事業者の実行計画を検証・確認
福井県では、地震発生直後から電力事業者に対し、安全対策の徹底を強く要請しています。県は、県原子力安全専門委員会との合同による「安全対策検証委員会」を設け、事業者が計画している安全対策実行計画の妥当性と実施状況を検証しています。また、委員会は発電所などで、すべての電源が喪失した場合を想定して行われた「電源車を用いた電源復旧訓練」や「原子炉を冷却するための水補給訓練」、「運転員の対応訓練」などを実際に確認しています。
▲中央制御室を模擬したシミュレータ装置を使って、地震と津波が発生した際の操作を行う運転員の対応訓練(4月11日、おおい町の原子力運転サポートセンター) |
▲中央制御室に電気を供給するため、構内の高台(標高約30メートル)に配置してある電源車(発電出力500キロワット)を移動し、原子炉補助建屋内にケーブルを接続する訓練(4月11日、大飯発電所) |
▲原子炉を冷却するため、蒸気発生器に水を送る復水タンクに、別のタンクから340メートルのホースを接続し、水を補給する訓練(5月4日、美浜発電所※県による確認) |