安管協リポート

第174回福井県原子力環境安全管理協議会が3月23日、原子力の科学館「あっとほうむ」で開かれました。
概要は次のとおりです。

①原子力発電所周辺の環境放射能測定結果（平成22年10月～12月）
この期間中、放射線の測定結果や海産生物などの環境試料の分析結果に異常は確認されず、原子力発電所の運転による環境安全上の問題はなかった。

②原子力発電所から排出される温排水調査結果（平成22年11月～12月）
敦賀市浦底海域、おおい町大飯海域で、水温と塩分測定を実施した結果、従来の観測値と同程度だった。

③原子力発電所の運転および建設状況（平成23年1月～3月）

①東北地方太平洋沖地震における福島原子力発電所の被災状況等について

Q：住民は非常に不安感を持っている。国も事業者も実施していることなどを、地元住民に情報発信すべきである。県も今後どのように県民に知らせていくかを考えて欲しい。

Ａ：福井県や周辺の自治体への情報提供は、保安院の敦賀保安検査官事務所を拠点に行い、住民にどういうことを伝えていくか考えてしっかりやっていく。（国）

Ａ：国、事業者には、安全確保のための重機類の配備や、住民の理解促進に努めるように要請や指示をし、それらの報告については、行政を通じて様々な方法で県民へ報告している。（県）

発電所の運転状況

１.高速増殖原型炉もんじゅ

建設中	性能試験中（炉心確認試験終了）

２.原子炉廃止措置研究開発センター

廃止措置中

平成20年2月12日、新型転換炉ふげん発電所から改組

３.敦賀発電所

４.美浜発電所

５.大飯発電所

６.高浜発電所

もっと詳しく知りたい方は…

http://www.atom.pref.fukui.jp/
福井県原子力安全対策課のホームページでは、福島第一原子力発電所の原子力災害に係る対応や県内の原子力発電所の運転状況、県の記者発表文などを公開しています。