各発電所では、浸水防止対策や電源・冷却機能の多様化を図った安全対策を行っています。また、緊急時の対応として通信システムの強化や人材の確保などの対策も実施しています。各発電所では、浸水防止対策や電源・冷却機能の多様化を図った安全対策を行っています。また、緊急時の対応として通信システムの強化や人材の確保などの対策も実施しています。9事故時に迅速な対応ができなかった事故時に迅速な対応ができなかった敷地内に入った漂流物の撤去作業や消防車による原子炉の注水作業など、災害への対処に必要な人員が不十分だった初動対応に当たる発電所の常駐職員を増員するなど事業者はメーカーなどと協力して対応できる体制を強化。また、災害対応資機材(ブルドーザーなど)を配備タービンへ➡タービンへ➡⬅復水器から⬅復水器から非常用ディーゼル発電機タンク海水冷却を必要としない空冷式非常用発電装置海水をくみ上げ、送水する大容量ポンプ車海水などを供給するための送水車 美浜発電所の防潮堤高浜発電所3・4号機のポンプ防護設備(平成27年3月完成)重要な建屋の扉を水密扉に取り替え空冷式非常用発電装置海水ポンプ海水ポンプ放水口放水口配電盤バッテリーポンプ防護壁送水車電気を送る水を入れるエンジン駆動ポンプ大容量ポンプの配備熱交換器電気がなくならないように、複数の電源車を用意。また、海水冷却(海水ポンプ)を必要としない空冷式非常用発電装置等を高台に分散配置建屋内へ水が入らないように水密扉を設置冷却する水がなくならないように、配管やタンクに直接給水できる移動式大容量ポンプや送水車を高台に分散配置津波に対する十分な高さを有する防潮堤を設置竜巻から海水ポンプを守るため、ポンプの外側に防護設備を設置防潮堤空気作動弁配電盤特定重大事故等対処施設の設置特定重大事故等対処施設の設置原子炉建屋への故意による大型航空機の衝突やその他のテロリズム等により、原子炉を冷却する機能が喪失し、炉心が著しく損傷した場合に備えて、格納容器の破損を防止するための機能を有する施設を設置。*工事計画認可から5年以内の設置を求められている。*高浜3号機は2020年12月11日、高浜4号機は2021年 3月25日から運用開始 (美浜3号機、高浜1・2号機、大飯3・4号機は工事中)
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